【第36回社会福祉士国家試験】令和5年度の試験に向けての勉強法

社会福祉士
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この記事では、第36回社会福祉士国家試験に向けた勉強の方法について、お伝えします。

私自身は社会人4年目の第26回国家試験を受験し不合格となり、翌年の第27回でリベンジを果たしました。

したがって私のように、

  • 働きながら
  • 福祉の現場で実践しながら
  • 子育てや家事をしながら

といった勉強時間の確保に一定の制限がある方にとって、参考となる勉強方法を解説します。

不合格だった時に勉強への取り組み方についてもお伝えしますので、参考にすることでぜひ今回の試験で合格を勝ち取ってください。

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社会人向け!第36回社会福祉士国家試験の勉強法

まずは全社会人に共通する勉強法について、お伝えします。

勉強を習慣にしよう

勉強をする上で一番重要なことは、勉強することを習慣とすることです。

一日1時間勉強をする

という具体的な目標では、これはなかなか続きません。

なぜなら習慣化することを意志の力に頼っているからです。

勉強を習慣化するには環境が重要

勉強を習慣化するには、勉強する環境を整えましょう。

意志の力に頼っていては、やる気のない日には勉強をすることができません。

なぜなら、「今日はやる気が無いから勉強はやめておこう」となるからです。

  • 勉強道具以外何もないスペースを作る
  • 仕事後に1時間図書館に寄って勉強をする
  • 休日はお気に入りのカフェで勉強する

など、何でも良いでしょう。

スマホは遠く離れたところに置こう

スマホは、意志にはとても毒です。

今、スマホを触りたくなっていませんか?Twitterを見たくなっていませんか?

一度触るとしばらく手を離せなくなるのがスマホです。

近くに置いてあるだけで、気になって勉強に身が入りません。

できることなら電源を切り、勉強する部屋とは違う部屋に放置しましょう。

社会福祉士国家試験の勉強習慣を継続するためのコツとは?

勉強するための環境を整えれば習慣化できるかというと、継続するためにはあと一歩。

長丁場となる国家試験の勉強には、長く続けるためのコツをいくつか用意しておきましょう。

勉強したことを記録しよう

勉強した内容や時間は、後から見返してわかるように記録しておきましょう。

カレンダーの隅に、1時間勉強した日は「①」と記入するだけでも構いません。

勉強した時間=量が多くなれば国家試験に合格し社会福祉士になれる、というわけではありませんが、実績は自信につながります。

自信を失いかけた時、記録を見返すと「こんなに頑張ったんだ」ということがわかります。

ぜひ、勉強したことは記録するようにしましょう。

ご褒美を用意しておこう

習慣化するにあたり、外発的動機づけはとても有効です。

動機づけは、科目「心理学理論と心理的支援」でも勉強しましたよね。

実際に第31回国家試験の問8は、動機づけに関する問題でした。

内発的動機づけによって勉強を継続することは残念ながら難しいので、うまくご褒美を使うようにしましょう。

頻繁にご褒美があると効果が薄れる可能性があるため、要注意です。

社会福祉士国家試験の勉強は、過去問が中心!

社会福祉士国家試験の勉強は、過去問を中心に行いましょう。

そして参考書は、一冊に絞るべきです。

たまに何冊も購入している方を見かけますが、情報過多になってしまい逆に記憶しづらくなってしまいます。

私がおすすめする参考書は、レビューブックです。

イラストや図解が多くイメージがしやすい内容となっており、頻出問題など重要ポイントもわかりやすく示されています。

福祉の現場で実践している方向けの社会福祉士国家試験の勉強法

すでにソーシャルワーカーとして福祉の現場で働いている方は、社会福祉士国家試験の勉強においては、ご自身の分野を後回しにしましょう。

なぜなら、その分野に関する知識はある程度普段の業務で身につけられるからです。

福祉の現場で働いていると、無勉強でも社会福祉士国家試験の問題をある程度解ける!

私は今まで、児童養護施設(児童分野)→認知症グループホーム(高齢分野)→MSW(保健医療分野)→支援相談員(高齢分野)といった経歴を持っています。

これらの分野で仕事をしてきたうえで、全く勉強していない状況で第35回社会福祉士国家試験の問題を解いてみたところ

  • 「保健医療サービス」で6点
  • 「相談援助の理論と方法」で18点
  • 「高齢者に対する支援と介護保険制度」で6点
  • 「児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度」で7点

と、これら4科目だけで8割以上の得点を取ることができました。

実際の結果の詳細は、下記リンクをご確認ください。

働いている分野の勉強は、後回しでOK!

あなたがもし福祉分野で実践をしているのであれば、働いている分野の勉強は後回しにしても大丈夫です。

なぜなら、働いていれば自然とその分野に関する情報はインプットされるからです。

私の第35回国家試験の問題を解いた様子からも、明らかでしょう。

ただし、普段の仕事中から情報を得ることへのアンテナは高めておきましょう。

国家試験の過去問を解いて、苦手分野の傾向を知ろう

0点科目を取ることのできない社会福祉士国家試験では、苦手科目をできる限り無くす必要があります。

範囲の広い、社会福祉士国家試験。試験勉強も長丁場になるでしょうが、まずは苦手分野の勉強から始めましょう。

苦手分野がどの科目か知るには、過去問を3年分ほど解いてみましょう。

全く点数の採れない科目や、問題文の理解ができない科目、当てずっぽうな解答ばかりになってしまった科目があるはずです。

それらの科目は、時間をかけて取り組むようにしましょう。

人名や技法はしっかり記憶しよう

社会人受験生にとって苦手なことは、記憶することです。

記憶において重要なのは、アウトプット

人は記憶をするということにおいて、インプットする時よりもアウトプットする時の方が記憶しやすいと言われています。

アウトプット大全という書籍によると、

  • インプットとアウトプットの黄金比率は3:7
  • 2週間以内に3回以上アウトプットすると記憶が定着しやすい

とのことです。

勉強した内容を、受験生仲間と話す、ツイートする、ノートにまとめる、だけでも記憶しやすさは上がります。

「見る・読む」だけでなく、「書く、話す」ことでより記憶の定着を図りましょう。

なぜ、社会人受験生は記憶することが苦手なのか

そもそも社会人受験生は、人物名や技法名を記憶することが苦手です。

これは単純に、高校生や大学生のころから年齢を重ねたからではありません。

四年制大学で学んでいる若者より、記憶する機会が少ないためです。

一科目を半年間かけて学び、学んだ内容を定期試験でアウトプットする。この機会が社会人受験生にはありません。

そのため、四年制大学に通う若者より社会人受験生は記憶するという行為に劣るのです。

一回目の不合格だった国家試験の時もそうでしたが、第35回の試験を解いた時も記憶に関する問題は正解が多くありませんでした。

第36回社会福祉士国家試験の概要

社会福祉士国家試験の概要が発表されましたね。

詳細はこちらからご確認ください。

第36回社会福祉士国家試験の日程

2023年度、第36回社会福祉士国家試験は

令和5年2月4日

に開催されます。

第36回社会福祉士国家試験の会場はどこ?

社会福祉士国家試験は、すべての都道府県で行われるわけではありません。

北海道、青森県、岩手県、宮城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、福岡県、熊本県、鹿児島県、沖縄県

のいずれかから、受験したい都道府県を選択することができます。

お住いの県で試験が開催されない場合は、行きやすい試験地を選ぶと良いでしょう。

もちろん、お住いの県に試験地があっても他県を選ぶことができます。

ただし受験票が到着するまで試験会場はわからないため、ご注意ください。

第35回社会福祉士国家試験の日程と会場について

第35回社会福祉士国家試験の日程について、確認しておきましょう。

試験日令和5年2月5日(日)
試験時間午前の部 10:00~12:15  
午後の部 13:45~15:30     
合格発表令和5年3月7日 午後
官報公告日令和4年8月5日
「受験の手引き」
の請求開始日
令和4年8月2日
受験申込期間令和4年9月8日から10月7日

例年通りであれば、8月の上旬に第36回社会福祉士国家試験の概要がわかるはずです。

近くなったら、情報に敏感になりましょう。

7月いっぱいまでは、忘れても大丈夫です。笑

第35回社会福祉士国家試験の試験会場一覧

第35回の国家試験が行われた試験会場を、一覧にしました。

第36回社会福祉士国家試験が同一会場で行われるかはわかりませんが、参考までにご確認ください。

北海道
青森県
岩手県
宮城県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
新潟県
石川県
岐阜県
愛知県
京都府
大阪府
兵庫県
島根県
岡山県
広島県
香川県
愛媛県
福岡県
熊本県
鹿児島県
沖縄県

第36回社会福祉士国家試験の合格基準点について

~準備中~

第36回社会福祉士国家試験の概況が発表されたら、更新します。

第36回社会福祉士国家試験の合格基準点

過去の社会福祉士国家試験の合格基準点と受験生の平均点について

【まとめ】第36回社会福祉士国家試験に向けた勉強は、計画的に

社会福祉士国家試験の試験範囲は広く、働きながらの試験勉強は時間の確保が難しく大変です。

勉強を進めるうえでの考え方は、以下の5つです。

  • ご褒美を準備して勉強を習慣化しよう
  • 参考書は一つに絞ろう
  • 勉強の中心は過去問を中心に行おう
  • 働いている分野の勉強は後回しにしよう
  • 人名や技法などの記憶問題はアウトプットして覚えよう

社会福祉士国家試験は、落とすための試験ではありません。

また第37回の国家試験では、カリキュラムが変更となります。

その前に合格できるよう、この一年勉強を頑張りましょう。

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