介護施設の相談員が大切にしたい、重要な要素3選

介護施設
スポンサーリンク

皆さんこんにちは。複業するフクシです。

介護施設で相談員として働きながら、ブログで福祉に関する情報発信をしております。

さて今回のブログは、先日のツイートから。

私自身が相談員として働くうえで重要と感じる要素を3つ、理由とともに紹介します。

スポンサーリンク

俯瞰の視点

俯瞰という言葉、ご存じでしょうか。

[名](スル)高い所から見下ろし眺めること。鳥瞰。「ビルの屋上から市内を―する」

俯瞰(ふかん)の意味 – goo国語辞書 goo辞書より

俯瞰の視点とは、物事の全体を高い位置から見下ろすような視点のことを言います。

俯瞰の例え

皆さんはテレビでサッカー中継を見ていて、「あそこにフリーの選手がいるのになぜパスを出さないのだろう」と思ったこと、ありませんか?

それは選手が実際にはピッチに立ってプレーをしているからフィールド全体を見渡すことができずフリーの選手を見つけることができない一方で、テレビカメラはピッチ全体を映すことから中継を見ている私たちはフリーの選手を見つけやすい、ということなのです。

日本人だと中村俊輔や中村憲剛、海外だとシャビやイニエスタがこの能力を有効活用しています。

漫画でいうと黒子のバスケの伊月先輩のイーグルアイや高尾のホークアイ、アオアシの青井葦人も同様に俯瞰の視点を持っているかと思います。

仕事における俯瞰とは

ではこれが実際の仕事でどう活きるかというと…

介護施設は多職種連携が必要となっています。

その中でも相談員は運営の中核的な役割を担い、利用者やご家族の意見を大切にしつつ施設全体のバランスを保つことを求められます。

全体像を見渡すことができると、本人やご家族にとってだけでなく、働く職員や事業所にとっても良い道を見つけることができるかもしれません。

なお最近聞いたPodcastの番組、超相対性理論では「離見の離」という考え方を紹介していましたね。

対象への興味を持とう

介護施設の相談員にとって、興味を持つべき対象とは誰のことでしょうか。

興味を持つことは、アセスメントにおいてとても重要です。

利用者に興味を持とう

施設利用にあたり、一番重要なのは利用者本人です。

利用者に対し興味を持ち、「知りたい」と思い続けることが大切です。

決して理解した気になったり、理解することをあきらめたりしないようにしましょう。

ご家族にも興味を持とう

アセスメントをする上で、ご家族のことも忘れてはなりません。

「施設に入れたいのだけど…」

と発信する言葉にも興味を持ち、その裏にある意味を考えるようにしましょう。

興味を持つとは

対象者のことを知るには、対象者のことを「知りたい」と思うことが大切です。

知りたい気持ちは何からつながるかと言うと、興味ですよね。興味がない内容は知りたいとも思わない。

そして重要なことは、

  • あなたのことは全て知っている、と思わないこと
  • あなたのことはわからない、と知ることをあきらめないこと

です。

わかったふりをすることと、理解することをやめることは、一種の安心をもたらします。

しかし福祉の世界ではそれではいけません。

相手のことを理解し続けるためにも、興味を持つ、ということを意識してみましょう。

言語化の能力を高めよう

自分の思考を自分の中だけにとどめておくと、他職種との連携は図れません。

積極的に発信をすることで、自身の考えを共有することは、相談員として重要です。

意図的にアウトプットをする機会を設けることは、言語化の能力を高める手伝いをしてくれます。

ブログを書こう

ブログは、自身の考えをアウトプットするためのとても良いツールです。

語彙力が無ければ記事の作成はうまくいかないので、言語化の能力を身につけるにはうってつけだと思っています。

ブログを書くことで思考の整理が進みますし、アクセス数が伸びればその考えに対して多くの人が何かを感じ取ってくれた証拠になります。

なおアクセス数が伸びれば多少の収益が発生し、副業として成り立つ可能性があります。

福祉の啓発のためにも、ぜひブログに取り組むことを検討してみてはいかがでしょうか。

Twitterを有効活用しよう

Twitterも良い情報発信のツールです。

140字という字数制限があるため、自身の考えを端的にまとめられないと伝えたいことが伝わりません。ただし、伝えたいことのすべてが伝わるとは限らない、という認識が前提には必要です。

Twitterで積極的に発信をすることは、言語化能力の向上につながるでしょう。

まとめ

今回のブログでは、介護施設の相談員に重要な要素として以下の3つを紹介しました。

  • 俯瞰の視点
  • 対象への興味を持とう
  • 言語化の能力

もちろんこれは、面接の技法やアプローチの考え方を無視して良いということでありません。

それらとは別に大切にすべきものがある、という考えを持ってみて下さい。

コメント