【社会福祉士】2022国家試験にみる、受験勉強の仕方

社会福祉士
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皆さんこんにちは。複業するフクシです。

社会福祉士国家試験を受験された方々、お疲れ様でした。

このたび2022年に行われた、第3回社会福祉士国家試験の問題を問題を解きました。

実は国家試験の問題を解くのは7年ぶりです。

  • 全くの無勉強でどれだけの点数が取れるのか
  • 欠けている知識はどういったものか
  • ジェネラリストを目指すための勉強法は

といった内容で、分析します。

一度不合格を体験した私から勉強法の提案もしておりますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

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結果発表

今回国家試験の問題に取り組むにあたり、試験問題の取得と解答速報はけあサポさんにお世話になりました。

そして結果ですが、正答数105問で正解率7割でした。国家試験に関する勉強は全くしておりませんでしたが、現職である強みが十分に出た結果かと思います。

なお予想解答は会社によって異なりますが、ここでは重要視しません。

共通科目

午前中の共通科目から、試験内容を分析していきます。

設問数83問中正答数50問 正答率6割

でした。

詳細は、

  • 人体の構造と機能および疾患 6/7
  • 心理学理論と心理的支援 4/7
  • 社会理論と社会システム 4/7
  • 現代社会と福祉 3/10
  • 地域福祉の理論と方法 4/10
  • 福祉行財政と福祉計画 4/7
  • 社会保障 5/7
  • 障害者に対する支援と障害者自立支援制度 6/7
  • 低所得者に対する支援と生活保護制度 5/7
  • 保健医療サービス 6/7
  • 権利擁護と成年後見制度 3/7

私自身が医療法人に在籍しているということもあり、医療に関する分野である「人体の構造と機能および疾患」と「保健医療サービス」は高い点数を取ることができました。

一方で人名や語句についての問題が多い「現代社会と福祉」「地域福祉の理論と方法」は覚えていない内容が多く、点数が低くなってしまいました。

専門科目

午後の専門科目は、

設問数67問中正答数55問 正解率82%

でした。

詳細は、

  • 社会調査の基礎 4/7
  • 相談援助の基盤と専門職 4/7
  • 相談援助の理論と方法 19/21
  • 福祉サービスの組織と経営 6/7
  • 高齢者に対する支援と介護保険制度 10/10
  • 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度 7/7
  • 就労サービス 3/4
  • 更生保護制度 2/4

「高齢者に対する支援と介護保険」は現在、「児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度」は過去に働いてた分野であることが影響しているのか、満点をとれたことが印象的でした。また社会福祉士としてのセンスを問う問題が多い「相談援助の理論と方法」についても、高得点で安心しました。

採点した印象と勉強法について

解答速報を発表している会社によって予想が異なりますが、今回の目的は勉強法を模索することですので「こっちの会社の方が信ぴょう性が高い」という議論をするつもりはありません。

印象について

実際に働いている分野については知識を得る機会が多く、正解しやすいかと思います。

一方で、人名や語句と言った知識・記憶を確認する問題はやはり正解数が少なくなりました。特に自身の働く分野とは異なる科目の知識は、きれいさっぱりと分からなくなっていました。

印象から考える勉強法

たとえ自身の働く分野であっても、「私の知識は正しい」と思わずアップデートを常に図ることが大切ですね。疑問に思ったことはそのままにせず、また知ったかぶりも禁物です。

よって分野の得手不得手にかかわらず、最新の知識の習得を心掛けましょう。

また、人名や語句を問う問題は多く出されます。記憶の仕方は人それぞれかと思いますが、科目が多いことからいわゆる一夜漬け的な記憶法は向かないかと思います。よって、記憶問題は長期目線で挑みましょう。

なお私自身記憶に関しては、

自分でノートとしてまとめる→人名や語句を繰り返し書きながらノートにまとめた内容を思い出す→まとめたノートは見ずに新たにノートにまとめる→人名や語句をノートに繰り返し書く

という方法で記憶の定着を図りました。

Twitterの活用を検討しよう

Twitterの活用は感性とセンスを磨く良いきっかけになります。

感性とセンスはいずれも「良い」と感じることですが、感性は受信を、センスは発信を意味します。他者のツイートを読むことで感性を磨き、自身の考えを発信することでセンスを磨く。これを続けることで、得点力upを図ることができます。

ただし、

  • 自分の考えが絶対に正しいと考えることはやめましょう
  • 色んな分野の社会福祉士をフォローし、様々な意見に触れましょう
  • 積極的にツイートしましょう
  • いいねの数が少ない場合は、自身のセンスを疑いましょう

以上の考えを持ちながら適度な距離でSNSを活用することは、あなた自身の力量向上につながるかもしれません。

まとめ

社会福祉士国家試験では、皆さんご存じの通り広い範囲での知識の有無が問われます。まさにジェネラリストかどうかを試されているわけですね。

一方で働いていると、特定の分野のみの知識に偏ってしまう可能性が高いです。

もちろん自身の働く分野での知識のアップデートは必須ですが、今後あなた自身がどうなりたいか、を見据えての勉強が必要そうです。

ここから私自身は、

  • 自身の働く分野については、仕事時間をうまく使って知識をアップデートしよう
  • 人名や語句は自分でノートを作り、長期目線で記憶の定着を図ろう
  • Twitterを活用し、感性とセンスを磨こう
  • 過去問は解くだけではなく、間違った問題の分析をしっかり行おう

この4点を重要項目とし、勉強をすることをおすすめします。

なお3週間前の勉強法としておりますが、以下の記事もぜひ参考にしてみて下さい。

ジェネラリストを目指す場合は、私みたいに受かったら試験勉強をやめるのではなく、毎年試験問題を解くことで知識の確認をすることをおススメします。

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